
家の性能
安心と快適は住宅の基本
どれだけ間取りや内装が気に入っていても、寒すぎたり耐久性が不十分では、長く安心して暮らすことはできません。ここでは家の性能「耐久性」「断熱・気密性」そして家計に大切な「エネルギー効率」について考えます。
「耐久性」とは、家がどのくらい丈夫かということですが、その中でも「耐震性」「耐火性」「劣化対策等級」について考えます。「耐震性」とは、どのくらいの強さの地震に耐えられるかということで、具体的には壁の強度、基礎が地質に合っているか、間取りと壁のバランスが取れているか、などが耐震基準の項目となっています。また、「耐火性」とは、火災が鎮火するまでの間、火災による建築物の倒壊および延焼を防止するために、建物の耐力壁や間仕切り壁・外壁・柱・床・梁などに求めている性能のことです。当社は、省令準耐火構造を標準としており、一般的な木造住宅よりも火災に強く、万一火災が発生したとしても被害を抑えられやすいため、火災保険の保険料も割安になります。最後に「劣化対策等級」とは、住宅性能表示制度によって定められた耐久性の等級のことで当社は最高レベルの劣化等級3の基準を満たしており、約75~90年間は大規模な改修工事が不要との評価を受けております。
「断熱性」とは、外壁や基礎に断熱材を使用することで、室内の温度が外の気温に影響されない度合いを指します。また、「気密性」とは住宅の隙間の小ささを表す数値です。気密性の良くない、隙間の大きなお家は壁の中の断熱材の性能が100%発揮できなかったり、換気のバランスが悪くなり予想できない漏気を招いたりします。逆に隙間が小さければ断熱材の効果を発揮でき、換気の効率も上がります。断熱性、気密性が高ければ冬は暖かさ・夏は涼しさを保てるため、「エネルギー効率」が高く冷暖房費用を抑えることができます。
また、当社ではリサイクル暖房工法*1を採用しており、暖房・冷房性能を高くする工夫をしております。

近年、国土交通省が「省エネ性能表示のガイドライン」に基づく第三者認証制度として「建築物省エネルギー性能表示(BELS)」を定めたり、省エネ基準への適否などを建築主に書面で説明を行うことを義務化させたりと2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現に向けての取組みを加速させています。
当社施工物件(2024年12月着工)もこのBELSの断熱性能等級6を取得しました。国が定める省エネ基準は4となっているので、断熱性能が国の定める基準より高い断熱性能が標準仕様となっております。また、気密性能(C値測定)*2については当社施工物件においては、C値0.5以下を基準としております。

当社ではプランや価格によって家の性能は変えるべきではないと考えており、すべてのお客さまに健康で安心して暮らしていただけるよう、これからも高い性能の提供に努めてまいります。また、快適に暮らせる性能を持ちつつ足触りの良い天然木の床材や、最適な湿度に調節してくれる塗り壁材などの自然素材も用意しており、これらの部材はコスト以上の価値を提供致します。
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【実際に当社で施工した物件のランニングコスト例】


建設地:札幌市
1F床面積:57.97㎡(17.54坪)
2F床面積:66.25㎡(20.04坪)
延床面積:124.22㎡(37.58坪)

*2 気密性能測定(C値測定)については、建築主負担になります。

ZEH
AD設計室は、ZEHビルダーに登録しています
ZEHとは、Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略で、住まいの断熱性能・省エネルギー性能を上げ、さらには太陽光発電などでエネルギーを創ることにより、年間の一次消費エネルギー量(空調・給湯・照明・換気など)の収支をプラスマイナス「ゼロ」にする住宅のことです。地球環境にやさしい暮らしの実現に向けて、「住宅の省エネルギー化」が最重要課題のひとつになっています。
ZEH目標公表資料
AD設計室では、ZEH住宅の普及を目指し、以下の通り目標と実績を公表致します。


≪ZEHの周知・普及に向けた具体策≫
自社ホームページ及びイベント完成見学会案内にZEH基準の家づくりについての説明を記載し、周知活動に努めます。オープンハウスなどのイベントにて、ZEH基準とそれ以外の住宅の違いを伝え、ZEH基準のメリットを理解する機会を広げます。
≪ZEHのコストダウンに向けた具体策≫
サッシ、断熱材等使用建材、住宅設備等の幅広い商品知識を身に付け、費用対効果を踏まえた最良方法を模索し、商品原価、施工性を考慮しながらコストダウンを図ります。
また、設計時、断熱性能を保持できるような間取りを心がけ、「パッシブデザイン」を効果的に取り入れ、物質的、機械的な仕様のコストダウンを図ります。
≪その他の取組みなど≫
ZEH関連の勉強会に積極的に参加し、お客様に最新の情報を提供できるよう努めます。また、弊社標準仕様のリサイクル暖房工法を用い冷暖房設備の省エネ仕様を積極的に取り入れます。ZEH仕様を満たすだけでなく、土地や気候に合わせた顧客満足度の高いプランの提案を心がけます。
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資金計画
暮らしを楽しむ余裕のある計画を
資金計画は、土地を決める前にすべき一番はじめのステップ。知られていないことも多くあるので、ぜひご一読ください。
借りられる最大の金額でローンを組むと、なんとか返済は可能でも、旅行や外食を楽しむ余裕がなくなることが、実はよくあるんです。当社では、お客さまのライフスタイルをお聞きしたうえで、暮らしを楽しむための余裕ある資金計画をご提案します。ただ、実際にプランがはじまると随所にこだわりたくなるなど、予算オーバーになりそうなこともしばしば。

「家族全員が過ごすリビングは内装もこだわりたい」「キッチンはデザインよりも、快適な動線が確保されていれば良しとする」「お風呂で過ごす時間は短いからコスト重視にしよう」というように事前に優先順位を決めておくと、限られた予算で快適な家づくりができます。

また、お客さまご自身でローン金額の良し悪しを見極められるよう、資金計画を学べるセミナーを行なっています。このセミナーでは、家計におけるローンの割合も事前にチェックできることはもちろん、近年急速に充実してきた保証や保険、失業サポートについてもお伝えし、今の時代に合った借り方も学んでいただけます。

誰とつくるか
家づくりはお客さまと設計者の
コラボレーション
家づくりはオーナーであるお客さまの「家と暮らしの理想」をもとに、設計者がプランニングしていきます。お客さまに理想を遠慮なくお話いただいたり、迷われた時には適切なアドバイスをしたり、良い家づくりにはお客さまと設計者の信頼関係が欠かせません。
ほとんどのハウスメーカーでは、効率を良くするため営業・設計・施工管理と担当者が変わることが普通です。しかし当社は、はじめだけでなく、建設中、完成してからもお客さまとの関係を大切にしたいので、資金計画・ご要望のヒアリング・設計・施工管理・アフターメンテナンスも設計担当者が行います。

お客さまが悩まず安心して家づくりをスタートでき、完成後には家族の笑顔あふれる生活をしていただくことを目標にしています。

実物を見て感じる
オープンハウスで得られるもの
住宅の写真をWEBサイトやSNS、本などあらゆるメディアで見ることができますが、実物の家に足を運んで、体感することはとても大切です。スケール感や空間のつながり、収納の細部など写真では得られないリアルな情報がたくさんあります。ご家族みなさんで一緒に実物を見ていただくことで、それぞれの希望が具体的になったり、イメージを共有できたりといった良さもあります。

またオープンハウスでは、さまざまな住宅会社の担当者と実際に話ができるので、「家を誰とつくるか」を決めるひとつの要素にもなります。
当社では事前に見学予約いただいた方には設計者がご案内し、間取りの意図や詳しいご質問にもお答えできます。ご希望のお客さまには、資金計画や新居のご相談もお受けいたします。